テストページ 2024年青森県女性の健康週間公開講座
健康な未来のために ~乳がんと子宮頸がんの原因と予防~
2024年3月10日(日)ねぶたの家 ワ・ラッセ において、青森県産科婦人科学会共催のもと、青森県女性の健康週間公開講座を開催いたしました。今年のテーマは「健康な未来のために ~乳がんと子宮頸がんの原因と予防~」としてお二人の専門家にご講演いただきました。
講演1 乳がんのお話 〜早期発見・予防・病気とのよりよいつきあい方について〜
秋田大学医学部付属病院 乳腺外科 講師 寺田 かおり 先生
乳がんは女性が最も多くかかるがんではありますが、早期発見によって直すことが可能ながんであること。日頃からご自身の乳房に関心をもって※ いただき、変化に気づいたら医師に相談することの大切さを教えていただきました。また、がんになった場合でも、様々な治療や副作用の対策・サポートがあるので、より長く、健やかに病気とつきあえるような環境になってきていることを教えていただきました。
※<ブレストアウェアネス:日ごろの生活の中でできる4つのこと>
1.自分の乳房の状態を知る。2.乳房の変化に気を付ける。3.変化に気づいたらすぐに医師に相談する。4. 40歳以降は、2年に1回の乳がん検診を受けること。
講演2 子宮頸がんゼロの未来へ 〜あなたと子どもたちを守るために今できること〜
青森県立中央病院 産婦人科 副部長 石原 佳奈 先生
青森県は人口10万人当たりの がん死亡率は高く、青森県のがん対策が重要である現状を教えていただきました。本日のテーマの子宮頸がんは、若年女性で増加傾向であり、20代~30代女性の子宮頸がん発症率は10万人あたり15.3人と1990年の7.4人に比べ2倍になっています。若いこれからを担う世代のかたががんに苦しんでいる現状です。
子宮頸がんは、原因ウイルスHPV(ヒトパピローマウイルス)のワクチン接種と検診で予防できること。ワクチンの安全性・有効性は他のワクチンと比べて安全性に問題が無いこと。副反応が起きたときの対処や病院での連携について教えていただきました。
HPVワクチンキャッチアップ接種は2025年3月まで。3月までに3回ワクチン接種を終了するためには、2024年9月までに1回は接種が必要。ぜひ考えてほしい。
先生ご自身が家族をがんで亡くされた辛い経験からも、子宮頸がんで苦しむ女性を一人でもなくしたい。と心から願うこととして締めくくられました。
本会は、事前申込み制で120名を超える、幅広い年代の方(20歳代~70歳代)にお申込み頂きました。会当日は、35名の方の会場参加と、88名の方にライブ配信をご視聴いただきました。
当日会場にお越しいただけなかった方向けに、当日の収録動画を3/23(土) ~ 4月14日(日)の期間オンデマンド配信を行い、100名の方にご視聴いただくことができました。
多くの方にご参加いただき誠にありがとうございました。
当日のプログラム
<講演1>
乳がんのお話 〜早期発見・予防・病気とのよりよいつきあい方について〜
秋田大学医学部付属病院 乳腺外科 講師 寺田 かおり 先生
<講演2>
子宮頸がんゼロの未来へ 〜あなたと子どもたちを守るために今できること〜
青森県立中央病院 産婦人科 副部長 石原 佳奈 先生
<質問コーナー>