テストページ 女性のための健康週間公開講座
〜誰もがじぶんらしく過ごすために 女性がより健康で活躍できる社会へ〜
2024年3月10日(日)TKPガーデンシティ渋谷において、東京都では初めて、東京産科婦人科学会共催で「女性のための健康週間公開講座」を開催いたしました。本セミナーは事前申込制で約700名の方のご応募があり、当日は、会場で239名、YouTubeライブ配信106名視聴と345名の方にご参加いただきました。
セミナーでは、ライフステージごとに起こる女性特有の健康課題や、対処方法、セルフケアについて3名の専門の医師にご講演いただきました。
また、会場では株式会社サンドラッグ様による「展示体験コーナーブース」が設置され、薬剤師による栄養相談・漢方体質相談、筋硬度測定、骨密度測定等、様々な相談・測定を多くの方に体験いただきました。
講演1 知っておきたい子宮頸がん検診
杏林大学医学部附属病院産婦人科学教室 准教授 森定 徹 先生
子宮頸がんは、30代でかかる方も多くなっており、妊娠等にも影響する深刻ながんとなっています。子宮頸がんは「ワクチン接種の一次予防」、がんを早期発見するため「がん検診を受診する二次予防」この2つの予防を正しく理解して受けることで、がんで死亡するリスクを下げることができます。
子宮頸がん検診には有効性の確立している検診手法があることを他国の事例なども含め紹介いただきました。最近の話題として今年の4月1日から「HPV検査単独検査法」が導入されること。その方法の適切な運用のため課題の整理と解決に向けた準備を行っていることも紹介いただきました。
最後に、正しい子宮がん検診を正しく行い、多くの人に受けてもらうことで子宮頸がんが減っていくこと期待します。と締めくくられました。
講演2:女性ホルモンと美肌の関係について ~美しく年をとるためには~
銀座メディカルクリニック 院長 関根 彩子 先生
皆さんが様々かかえている皮膚の悩みは、皮膚の真皮にある「線維芽細胞」が重要で。線維芽細胞(いわゆる肌細胞)は、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作り、肌の張り、つやを維持するのに重要な役割を担っています。線維芽細胞も加齢に伴い数が減少、長年の紫外線によるダメージと質の低下、更年期の時期にはエストロエン不足から線維芽細胞自体元気がない状態になる。ということが起こります。
肌の美容医療は線維芽細胞を活性化させていること、効果に差が出る理由などを紹介いただきました。また肌細胞を増やす根本的治療として再生医療があることなど最新の情報もご紹介いただきました。
肌のコラーゲンとエストロゲンは関係があることから、肌に対するセルフケアとしてエストロゲンに骨格が似ているエクオールの肌への作用などについて教えていただきました。人生100年時代、美しく健康に年齢を重ねることができるようサプリメントなどの利用もセルフケアのひとつとなるとまとめられました。
講演3:心もからだもすこやかに過ごすために ~自分にあった方法をみつけよう~
東京共済病院 婦人科 西ヶ谷 順子 先生
更年期を快適に過ごすために こころ と からだのバランスを整えることが大切で、基本のセルフケアは「運動、障子、睡眠、リラクゼーション」です。セルフケアを行いつつ我慢するのでは無く、自分の症状を理解してほしいことを穏やかに伝えるコミュニケーションも大切であると教えていただきました。
更年期症状は、仕事のパフォーマンスに影響することが報告されています。知らないで恐れるのではなく、更年期症状がいつごろ、どのような症状がでるのか、どんな対処ができるのかを自分も、周りも知ることが大切なのです。
骨粗鬆症予防のために、若い頃からのヘルスケアにも意識してほしいこと。月経前症候群(PMS)など女性特有の不調などもありますので、困ったことがあったときに相談する先として身近なクリニックに加え、「ヘルスケア専門医(日本女性医学学会)が活用できことを教えていただきました。
<展示体験コーナーブース>
●名の方にご参加いただき、皆様から嬉しいコメントをいただけました。 「測定で数値を見て生活習慣の見直しをする良いきっかけとなりました。」「子育てや仕事が忙しく自分の体と向き合うことがなかなかできない中、血管やAGEs測定など、健康を意識して生活する良い機会になりました。」株式会社サンドラッグ様には改めて御礼申し上げます。時間の都合で体験いただけなかった皆様もいらっしゃったので、今後運営面で工夫していければと思います。 |
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<ソイチェック解説と測定結果>
会場にご参加いただいた方の中から抽選で10名の方に、エクオール産生能を測定できる尿検査の測定を実施していただきました。10名中4名(40%)の方がエクオール産生能あり。という結果でした。ヘルスケアシステムズのこれまでの結果のまとめでは、エクオール作れているランキング「東京都は第3位」でした。エクオールを作れない方だけでなく作れるかたのエクオールを上手に摂取するご提案もいただきました。
プログラム概要
<総合司会>
杏林大学医学部附属病院産婦人科学教室 教授 東京産婦人科学会前会長 小林陽一先生
<開会・閉会 挨拶>
慶応義塾大学医学部産婦人科学教室 教授 東京産婦人科学会会長 田中守 先生
<セミナー演者>
講演1:知っておきたい子宮頸がん検診
杏林大学医学部附属病院産婦人科学教室 准教授 森定 徹 先生
講演2:女性ホルモンと美肌の関係について ~美しく年をとるためには~
銀座メディカルクリニック 院長 関根 彩子 先生
講演3:心もからだもすこやかに過ごすために ~自分にあった方法をみつけよう~
東京共済病院 婦人科 西ヶ谷 順子 先生
ご挨拶
株式会社サンドラッグ 取締役チェアマン 多田 直樹 様
ソイチェックについて
ヘルスケアシステムズ株式会社 松本 勝兵衛 様